黒田 次郎 Jiro Kuroda

ロルフ インスティテュート 公認ロルファー

 

1970年、京都市生まれ。

大学で心理学を専攻し、産業カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタントの資格を取得。

2012年6月に渡米し、Rolf Institute(アメリカ コロラド州 ボールダー)に入学。

2013年8月に卒業して、公認ロルファーとなる。

 

大学では臨床心理学や、感覚や認知、神経などを対象にした、基礎的な心理学の実験・実習を履修し、

さらに教育、哲学、宗教など、心に関連することをいろいろと学んできました。

 

心理学を学ぶために大学に入学した理由は、働いていた職場で職員を指導するのに、

どういう関わり方をすれば職員の能力を伸ばせるのかと考えた時、

コーチングのような「答えは自身が持っている」がベストだと感じ、それなら本格的に基礎から心理学を学ぼうということからでした。

 

「心はどこにあるのか?」「感情はどこで起こるの?」といったことを学んでいくうちに、

「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ。」(ジェームズ=ランゲ説)や、

「怖いものを見たら、まず身体変化(情動)が起こり、そして怖い(感情)と感じる。」(ソマティック・マーカー仮説)

といった考え方に出会います。そして、心(脳)と身体は、切り離せるものではなく一体となったシステムで、

人は身体や感覚を通してあらゆる出来事を体験し、感情の素は身体で起こるのだと考えるようになりました。

 

臨床心理学では、カウンセリング、精神分析など、主に言葉を使ってクライエントの心の問題と向き合いますが、

問題を抱えたクライエントに、身体を通して働きかけるというのもありではないか?と、考えていたところ、

ボディワークというものに出会います。

そのひとつがロルフィングであり、これが私のロルフィングとの出会いでした。

 

カウンセリングもロルフィングも、信頼関係をベースに、

心あるいは身体の「声」を聴くことにより、クライエント自らがより良い方向に向かうという点で、

共通するところがあるように思います。

 

私は、趣味で小さな畑で野菜を作ったり、手作りみそを作っています。

双葉だけの小さな苗が、私の背丈ぐらいに成長して美しい花を咲かせ、実をつけたり、

煮豆をつぶして塩と麹を混ぜたものが、半年も経てば美味しいみそになっていたり。

 

そして、赤ちゃんだった姪っ子が大きくなって、自転車が乗れるようになるのをみて感動したり、

働いていた職場で、新人だった職員が仕事を覚えて一人前になっていくのを見ると嬉しかったり。

元々、人や生き物が成長して、できないことができるようになったり、変化していくのを見るのがとても面白くて大好きでした。

 

ロルフィングのセッションでも、クライエントが自分自身に起こっていることに気づき、変化していく様子を目の当たりにします。

そんな姿を見ることができた時、人が持っている力や美しさを感じ、心を動かされる瞬間です。

そしてロルファーになることを選んで本当に良かったと、つくづく思う時でもあります。

 

これからも私はロルフィングを通じて、本来その人自身が持っている身体の「あり方」を見つけるお手伝いがしたいと、思っています。

 ※ロルフィングは、心理療法ではありません。しかし、身体の変化が心や物事の捉え方に影響を与えることもあります。